エンジンがかからなくなった時～カーボン噛みからの復活☆彡
2024.5.28こんにちは、大阪は台風１号の影響？により朝から大雨です。
早速ですが、みなさま「カーボン噛み」という言葉、症状をご存じでしょうか？
「カーボン噛み」とは、エンジン内部のバルブとバルブシートの間にカーボン（ガソリンの燃えカスみたいなもの）の固まりが挟まって隙間ができ、圧縮が保てなくなることで始動不良（エンジンがかからなくなる）に陥る状態を言います。
詳しく話すと少々説明に時間がかかる内容なので省略させていただきますが、今回はこの「カーボン噛み」についてのお話です。
昨日、５月２７日月曜日のこと
１４時５０分ごろ 「バイクのエンジンがかからなくなったので診てほしい」とのお電話をいただきました。
セルは回るがエンジンがかからない、バッテリーは最近交換した
近所の別のバイク屋さんで診てもらったが、かからない
修理するとすればエンジンを分解するので２５，０００円～５０，０００円ぐらいかかるかも・・と言われたから一旦ストップしてもらった
近所のスーパーに移動したので引き取りに来てほしい
との事でした。
代車は必要ですか？と伺ったところあれば助かります。とのことでしたので、代車もお持ちしました。
１５時３０分ごろ 現地に到着して再度お話を伺うと、その後エンジンはかかったとのこと、
ただ、心配なので診てほしい、ついでにオイル交換もしてほしい。とのことでした。
症状から、エンジンがかからなかった原因は「カーボンがみ（噛み）」と言われる症状でしたので、
①分解は不要
②燃焼室を洗浄するカーボンクリーナーという添加剤を入れることで再発の予防ができる
③今後の対策について、もしまたかからなくなった時の対処方法について（下記の動画の内容）
④費用についてお見積もり
レッカー費用２，０００円
カーボンクリーナーの注入２，０００円
オイル交換１，６００円/ℓ×０．７ℓ＋工賃１，０００円＝２，１２０円
計６，１２０円税込み（代車代はサービスです）
これらをお伝えし、車両を入れ替えてお店に戻りました。
１６時３０分 お店に戻りお預かり車両のガソリン残量をチェック、残量を調整し、規定量のカーボンクリーナーを注入
エンジンオイル交換前にエンジンを温めるためアイドリング状態でしばらく放置
温まったらオイルを抜き、、、オイルを規定量注入し、、完了
オイル交換時には同時にタイヤの空気圧チェックも行います。
１７時１５分 作業完了のご連絡
１７時３０分 お客様ご来店～引き渡し
カーボンクリーナーについての説明
カーボン噛み再発時の対処法（下記の動画の内容）
思っていたよりも安く、早く、代車もあって助かりましたとの事でした。
お役に立ててよかったです♪
もし、エンジンがかからなくなったら、その原因がカーボン噛みの場合はこのやり方↓↓を試してもらえばほとんどの場合再始動できると思います。
原付のカーボン噛み復旧方法 (応急処置) (youtube.com)
ただし、バッテリーが弱っていると再始動できない場合がありますのでご注意ください。
当店も１０年ほど前までは、今回登場した別のお店のようにエンジンを分解しての洗浄を行ったりしていたのですが、
費用、時間の負担が大きい割に、一旦カーボン噛みは解消されてしばらくは問題ないのですが、再発を防ぐことはできません。
再発を防止するにはカーボンの堆積を防ぐ（除去する）ために定期的にカーボンクリーナーを注入するのが効果的との結論に至っております。
カーボンクリーナーはアマゾン等でもご購入可能です。使用する量は１５ｃｃ程度なので、常備しておけば何度も使用できますよ♪
Amazon.co.jp: ヤマハ発動機(Yamaha) ヤマルーブ ガソリン添加剤 PEAカーボンクリーナー 200ml 90793-38040 : 車＆バイク
定期的に使用するととても良いです。
今回のケースは５０ｃｃではとてもよくあることなので、知っておくとかなり役に立つと思います。
が、エンジンがかからない原因は他にもい～～っぱい、いろいろな原因がありまして、( ￣ －￣)
エンジンかからない、どうもカーボン噛みではなさそう、かかるけど調子が悪い、とにかく何がなんだかよくわからない、など、そんな時は遠慮なくご連絡ください。
できるだけ早く、安く、最善の方法をご提案しながら解決させていただきます。
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